殺処分確定の譲渡困難とされた犬を、24時間自由な環境で保護、リハビリ、育成する、日本では数少ないスタイルの保護活動団体です。

譲渡不適切犬 柴犬との接し方 2

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前回は犬と人間の時間軸についてお話いたしましたが、

今回は『ぶれない飼い主』についてふれてみたいと思います。

待つことの重要性を前回お話しましたが、その寄り添いながら待つときにも

関係する内容となっています。

ぶれない飼い主とは

一言でいえば、

『一度決めたら絶対貫くこと』です。

例えばお散歩だとして、まだあっちに行きたいと引っ張る子がいるとします。

その際飼い主が行きたくなければ、てこでもそこを動いてはいけないということです。

別に引っ張る必要なんてありません。犬があきらめるまでいつまでも待ちます。

ちゃんと犬に『私はそっちに行くつもりはない、私がコースは決める』と主張すれば

自然と犬は諦めるようになります。

他の例として、ごはんをあげるとしましょう。ある程度の時間食べなかったら

全部残っていたとしても『下げるよ』といって必ず下げる。

そして次のご飯までは絶対に何もあげない。などです。

非常に簡単なことで、その家の決めたルールを徹底するだけのことです。

逆にぶれている行動として、飼い主の気分で良い時もあれば悪い時もあるなど、

飼い主の行動に一貫性がないことがあげられます。

犬にしてみたら、なぜ前はよくて今はダメなのか?

混乱していろいろ行動するようになると思います。

その結果、唸り、咬みつきで思い通りになると覚えるでしょう。

特に柴犬などの和犬にその傾向がみられると思います。

尊敬される飼い主

この人が決めたことなら仕方ない、この人にはついていきたいと思われるようになるには

どうしたらよいのでしょうか。

その答えが、『ぶれない飼い主』になるということです。

大前提として、

『愛情をもって接すること』

『その子を信じてあげること』

『ほかの子と比べない』

であることは言うまでもありませんが、、、。

次回は

譲渡不適切犬 柴犬との接し方 3
『求めるから辛くなる』についてお話したいと思います。

2-終わり

(※あくまで私の経験上感じたことですので断定するものではありません。ご了承ください。)

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