保護犬譲渡条件について
まず初めに、私は他保護団体様や保護活動者様を批判、否定するつもりは一切ありません。
それぞれの考え方、主義主張があって当然だからです。
あくまでも当団体独自の考え方ですので、そこはご理解ください。
年齢制限について
当団体の譲渡年齢制限はございません。
年齢に重きをおいた譲渡判断をしていないからです。
なぜかと申しますと、人の寿命も人の資産も一律ではなく、ひとくくりに制限するのは
保護に関心のある方への門戸をせばめる行為だと考えているからです。
そしてなにより、現代社会は失業、経済的困窮と隣り合わせの社会だという現実です。
病気も事故もそうです。いつ飼育できない状況になるのかがわからないのが人生です。
(もちろんリスク管理ができている方はたくさん見えられると思いますが、、、)
つまり、高齢若年すべての年齢にリスクが存在することとなります。
大事なのは犬をどう守るかであり、有事に対しての体制づくりが重要と考えます。
その結果として当団体では保証人を入れていただき、責務を遂行いただく形となっております。
保証人
当団体での譲渡には、連帯保証人を入れていただいております。
保証人様には本人様同様の責務が生じます。
また、保証人様の公的身分証明書のコピー提出をお願いしております(印鑑証明は不要です)。
当団体では、定期連絡による犬の状態確認がございますので、飼育困難な状況、環境不備などは、
契約書に基づき違約金をお支払いいただき、犬を当団体へ戻していただくシステムとなっています。
また、犬の返還拒否などがある場合は、契約に基づき強制的に保護させていただきます。
連絡がつかない場合は、配達証明、内容証明の後、盗難届を所轄警察署に提出、
同時に民間調査会社に捜索依頼をかけますので、別途費用請求が発生します。
また、違約金不払いにつきましては、本人様、保証人様への少額訴訟手続きを即時行います。
家族構成
前にも書きましたように、定期連絡による犬の状態確認がございますので、
単身者の方や小さいお子さんがいても、何ら問題はありません。
何があっても犬を守っていただける覚悟さえあれば大丈夫です。
最後に
当団体の譲渡契約は、当該動物が最後を迎える日まで継続します。
そして、最後を迎える日まで定期連絡、状態確認は継続いたします。
譲渡後の悲劇だけは決して起こしてはいけないからです。
愛情の中で、普通の幸せを感じて過ごしてもらいたい、ただそれだけが望みです。
保証人や訴訟など、やりすぎと思われるかもしれませんが、
一度保護した以上、何が何でも犬を守らなくてはならないのです。
犬の幸せも不幸も、すべての責任は譲渡人である私、私の責任だからです。